12巻7号

2013年7月25日発行

オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)

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< 査読つき研究論文 >(オープンアクセス)

標準化のためのR&Dコンソーシアム参加プレーヤーの特徴―欧州組込ソフトウェア産業の事例

糸久正人, 小林美月

pp. 495-514

コンセンサス標準の形成プロセス初期においては、小規模のメンバーでR&Dコンソーシアムが組織され、標準の原型が形作られる場合が多い。既存研究では、標準形成のためには、メンバー間のコンセンサスが重視されているものの、そもそもどのようなプレーヤーがR&Dコンソーシアムに参加しているのか、という点は体系的に分析されていない。そこで、本稿では、欧州の組込ソフトウェア産業を対象とした標準化のためのイノベーションプログラムである「EUREKA/ITEA2」に着目し、各プレーヤーの1) エコシステムのポジション、2) 国籍、3) 知識量という特性から、どのようなプレーヤーが標準化コンソーシアムに参加し、中心的な役割を果たしているのか、という点に関して探索的な分析を行った。その結果、それぞれ1) OEM、研究センター、2) スペイン、トルコ、ベルギー、フランス、3) 知識量の多い企業が、標準化コンソーシアムにおいて中心的な役割を演じていることが分かった。
キーワード:コンセンサス標準、R&Dコンソーシアム、エコシステム

糸久正人, 小林美月 (2013)「標準化のためのR&Dコンソーシアム参加プレーヤーの特徴―欧州組込ソフトウェア産業の事例」『赤門マネジメント・レビュー』 12(7), 495-514. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR12-7.html

PDFファイル AMR12-7-1.pdf (662KB)
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< 経営学輪講 >

組織の境界と知識の境界の不一致:複雑・大規模な製品の開発―経営学輪講 Brusoni, Prencipe, and Pavitt (2001)

向井悠一朗

pp. 515-536

向井悠一朗 (2013)「組織の境界と知識の境界の不一致:複雑・大規模な製品の開発―経営学輪講 Brusoni, Prencipe, and Pavitt (2001)」『赤門マネジメント・レビュー』 12(7), 515-536. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR12-7.html

PDFファイル AMR12-7-2.pdf (570KB)
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< コンピュータ産業研究会 >

グループウェア日本一から世界一へ

青野慶久

pp. 537-542

サイボウズ株式会社 (以下サイボウズ) は、1997年にweb技術をベースにしたグループウェアで創業し、16年間黒字を続けてきた。一時期は、業績の低迷、高い退職率に悩まされてきたが、グループウェアへの特化、社員からの提案に基づいた人事制度改革などによって対応してきた。現在では、クラウドコンピューティングへの対応のために、cybozu.com、kintoneなどのサービスを提供しており、海外進出も開始している。
キーワード:グループウェア、人事制度、クラウドコンピューティング

青野慶久 (2013)「グループウェア日本一から世界一へ」『赤門マネジメント・レビュー』 12(7), 537-542. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR12-7.html

PDFファイル AMR12-7-3.pdf (570KB)
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