15巻5号

2016年5月25日発行

オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)

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< 連載:日本企業の海外ものづくり(1) >

海外現地生産の進展と国内製造業への影響

新宅純二郎

pp. 267-284

日本企業の海外生産は着実に進行している。本連載では、海外生産が国内の製造業に与えた影響、国内工場と海外工場の関係、海外での他企業も含めた生産ネットワークの状況やグローバルサプライチェーンの複雑化などについて、実態を正確に把握することを主眼に置きながら論じていきたい。第1回は、日本企業による海外での現地生産の進展と、それが日本国内の製造業に与えた影響について論じる。
キーワード:海外生産、現地調達、輸出代替、自動車

新宅純二郎 (2016)「海外現地生産の進展と国内製造業への影響」『赤門マネジメント・レビュー』 15(5), 267-284. doi: 10.14955/amr.150501

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< 連載 >

日台経済交流の礎を築いた人々:第十回 林信義氏 (後編)

根橋玲子, 岸保行

pp. 285-296

根橋玲子, 岸保行 (2016)「日台経済交流の礎を築いた人々:第十回 林信義氏 (後編)」『赤門マネジメント・レビュー』 15(5), 285-296. doi: 10.14955/amr.150502

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< 経営学輪講 >

リードユーザー法の有用性を再検討する―経営学輪講 Lilien, Morrison, Searls, Sonnack, and von Hippel (2002)

山城慶晃, 秋元創太

pp. 297-308

Lilien, Morrison, Searls, Sonnack, and von Hippel (2002) は、3Mの開発プロジェクトを対象とした実証研究から、リードユーザーを開発に活用した方が良いという結論を端的に示しているという点で、後続論文で数多く引用されている。しかし、同論文の研究内容そのものを十分に検討した後続論文は見られない。そこで、本稿では同論がどのような研究であったのかを再検討した。その結果、同論では極めて主観的開発パフォーマンス評価指標を用いているため、その主張には信頼性が欠けること、また、同論で新規性を主張しているリードユーザー法は、実は、従来からの研究開発方法である非リードユーザー法の一形態に過ぎないことが明らかとなった。
キーワード:リードユーザー、開発、イノベーション、リードユーザー法、非リードユーザー法

山城慶晃, 秋元創太 (2016)「リードユーザー法の有用性を再検討する―経営学輪講 Lilien, Morrison, Searls, Sonnack, and von Hippel (2002)」『赤門マネジメント・レビュー』 15(5), 297-308. doi: 10.14955/amr.150503

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