17巻2号
2018年4月25日発行
オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)
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経営と時間を考える
生稲史彦
pp. 21-24
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生稲史彦 (2018)「経営と時間を考える」『赤門マネジメント・レビュー』 17(2), 21-24. doi: 10.14955/amr.0180410a
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- < 査読つき研究論文 >
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知識移転研究はどこまで来たか―文献調査から見えた今後の研究課題
横澤公道
pp. 25-46
本稿の目的は、 知識移転に関する論文の系譜を読み解くことにより、現在ある理論の空白を明らかにしたうえで今後の研究課題を提示することである。まずは知識移転としての経営システム移転論の発展経路を分析し、その後、特に戦略論をベースとする知識移転論に焦点を当て、その中でどのような課題が残されているのか調査した。その結果、知識移転論の大きな課題のひとつとして単一組織対単一組織の知識移転ではなく組織のコミュニティに対する研究とその優位性に関する研究が少ないことを明らかになった。コミュニティへの知識移転は、組織同士の境界線が比較的顕著になることからメンバー同士の制度、文化、力関係などの相互作用が顕著になり、知識移転の複雑化が見込まれる。しかし、移転の過程において、メンバー間において自主的に学習する制度を作ることで、独立した企業へ行うよりも、財閥、系列企業から作ったコミュニティを利用して移転したほうが知識の移転度が高い可能性があることを議論する。
キーワード:文献レビュー, 知識移転, 企業コミュニティ-
横澤公道 (2018)「知識移転研究はどこまで来たか―文献調査から見えた今後の研究課題」『赤門マネジメント・レビュー』 17(2), 25-46. doi: 10.14955/amr.0170918a
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- < 査読つき研究ノート >
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デザインは市場成果をもたらすのか?―製品デザインが市場成果に与える影響についての文献レビュー
原寛和, 立本博文
pp. 47-106
製品デザインが市場成果に与える影響について、(i)企業レベル(ii)製品レベル(iii)デザイン組織レベルに分類して実証研究のレビューを行なった。いずれの研究も、製品デザインが市場成果にプラスの影響を与えることを支持している。ただし、そのメカニズムは単純ではなく、変数間の媒介効果や交互作用効果を多く含んでいる。これら既存研究のレビューを踏まえ、今後の研究として、(1)戦略的文脈の影響を考慮した研究 (2)消費者の反応を取り込んだデザインプロセスの研究 (3)デザインマネジメントの組織メカニズムの研究が必要であることを報告する。
キーワード:製品デザイン, デザインマネジメント, デザイン組織, デザインの新奇性・典型性, 顧客・サプライヤーとの協働プロセス-
原寛和, 立本博文 (2018)「デザインは市場成果をもたらすのか?―製品デザインが市場成果に与える影響についての文献レビュー」『赤門マネジメント・レビュー』 17(2), 47-106. doi: 10.14955/amr.0170327a
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