18巻6号

2019年12月25日発行

オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)

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< 経営学で考える >

「リーン」とどう向き合うべきか

小菅竜介

pp. 217-220

小菅竜介 (2019)「「リーン」とどう向き合うべきか」『赤門マネジメント・レビュー』 18(6), 217-220. doi: 10.14955/amr.0191206a

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< 査読つき研究ノート >

正当性確立後の課題とは―中小企業補助金事業の事例

齋藤遥希

pp. 221-236

本稿は、既存研究では明らかになっていなかった正当性確立後の課題に対して試論的考察を加えた研究である。この課題を明らかにするために、正当性の課題が顕著に表れる中小企業の補助金事業を対象に、めっき企業2社のケースを比較分析した。比較ケース分析の結果、正当性確立後の課題としては、計画の柔軟な転換がしづらくなる弊害が存在すること、その弊害を克服するための方法としては、①幅のある目標設定、②顧客ニーズの継続的な収集が考えられることを提示した。
キーワード:正当性、イノベーション、研究開発、中小企業、補助金

齋藤遥希 (2019)「正当性確立後の課題とは―中小企業補助金事業の事例」『赤門マネジメント・レビュー』 18(6), 221-236. doi: 10.14955/amr.0190325a

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< 経営学輪講 >

Zahra and George (2002) の知識吸収能力モデルは有効か―経営学輪講 Zahra and George (2002)

阿部真美, 齋藤遥希

pp. 237-250

本稿は、知識吸収研究の代表的論文であるZahra and George (2002) を取り上げ、同論文の論点とその有効性について議論する。同論文は、知識吸収能力を構成する四つの要素を提案し、さらにそれらを潜在的吸収能力、実現化吸収能力に分けて関係性を論じた。その論点の一部は後続研究で取り上げられており知識吸収研究の発展に寄与している一方で、主張の有効性に疑問が生じる部分もあるため、後続の実証研究を紹介しながら以下で解説する。
キーワード:知識移転、ダイナミック・ケイパビリティ、組織学習、組織変化、イノベーション

阿部真美, 齋藤遥希 (2019)「Zahra and George (2002) の知識吸収能力モデルは有効か―経営学輪講 Zahra and George (2002)」『赤門マネジメント・レビュー』 18(6), 237-250. doi: 10.14955/amr.0191202a

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