4巻11号
2005年11月25日発行
オンラインISSN 1347-4448,印刷版ISSN 1348-5504
発行 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)
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アーキテクチャの比較優位に関する一考察
藤本隆宏
pp. 523-548
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本稿では、いわゆる「アーキテクチャの産業論」が予想する命題、すなわち「統合型ものづくり」(Integration-based Manufacturing)の組織能力を戦後において構築してきた多くの日本企業は「擦り合わせ型」(Integral Architecture)の製品と相性が良く、したがって日本の純輸出財の多くは相対的に「擦り合わせ型」である、という命題の背後にある設計プロセスの論理を考察する。具体的には、設計の問題を「連立方程式の解の探索」という単純化されたプロセスに置き換え、日本企業は試行錯誤的な解の探索において他国企業より相対的に効率的である、という仮定のもとで、なぜ日本企業が「擦り合わせ製品」において「設計費用」の比較優位(リカード的な意味における)を確立する可能性が高いのかを、簡単な思考実験によって分析する。また、試行錯誤だけでなく体系的な科学知識にも依存する非常に複雑な擦り合わせ製品の場合に、日本企業が比較優位を持たない可能性があることを指摘する。
キーワード:アーキテクチャ、比較優位、設計プロセス、統合型もの造り -
藤本隆宏 (2005)「アーキテクチャの比較優位に関する一考察」『赤門マネジメント・レビュー』4(12), 523-548. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR4-11.html
PDFファイル AMR4-11-1.pdf (520KB)
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- < 査読つき研究ノート >(オープンアクセス)
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ハイアールの急速な成長と高始点経営
欧陽桃花
pp. 549-568
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本研究はハイアールの事例を研究対象に、ガーシェンクロン理論を援用して中国家電企業の高速成長のプロセスと原因を明らかにする。後発利益の享受が、ハイアールの急成長及び国際競争力を向上させる重要なファクターであると指摘する。
キーワード:急速な成長、後発企業、高始点経営 -
欧陽桃花 (2005)「ハイアールの急速な成長と高始点経営」『赤門マネジメント・レビュー』4(11), 549-568. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR4-11.html
PDFファイル AMR4-11-2.pdf (360KB)
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- < コンピュータ産業研究会 >
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半導体メーカー・半導体装置メーカー 収益性の現状と今後―日系企業の課題は何か
大山聡
pp. 569-578
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大山聡 (2005)「半導体メーカー・半導体装置メーカー 収益性の現状と今後―日系企業の課題は何か」『赤門マネジメント・レビュー』4(11), 569-578. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR4-11.html
PDFファイル AMR4-11-3.pdf (284KB)
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- < 社会ネットワーク研究会 >
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長野県諏訪地域における企業間ネットワークの構造把握―水平的企業間ネットワークの浸透範囲の探究
林靖人, 潮村公弘, 中嶋聞多
pp. 579-588
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林靖人, 潮村公弘, 中嶋聞多 (2005)「長野県諏訪地域における企業間ネットワークの構造把握―水平的企業間ネットワークの浸透範囲の探究」『赤門マネジメント・レビュー』4(11), 579-588. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR4-11.html
PDFファイル AMR4-11-4.pdf (464KB)
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技術指向コンピューティングから 人間活動指向コンピューティングへ
武田英明
pp. 589-598
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武田英明 (2005)「技術指向コンピューティングから人間活動指向コンピューティングへ」『赤門マネジメント・レビュー』4(11), 589-598. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR4-11.html
PDFファイル AMR4-11-5.pdf (381KB)
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