10月25日に『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.1, No.7が発行されました。目
次と要約は下記の通りです。
野島美保
「コミュニティと企業戦略の適合モデル−オンライン・ゲーム産業の事例−」
近年、ネット上のユーザー・コミュニティが企業活動に与える影響が注目され
ている。本稿では、コミュニティと企業戦略の適合モデルを提唱し、コミュニ
ティを収益に結びつける方法を探る。
コミュニティを上手く活用し有料化に成功しているデジタル・コンテンツ・ビ
ジネスの例として韓国オンライン・ゲーム企業をとりあげ、実証的調査を行って
いる。オンライン・ゲーム企業の事例分析によると、収益性を高める方法として
二つの大きな選択肢があり、@ 製品・サービスの魅力を高める方法、A コミュ
ニティの魅力を高める方法のどちらを選択するかによって、企業戦略・ゲーム仕
様・コミュニティ育成方法といった企業活動が大きく異なることが示されてい
る。事例分析を通じて、コミュニティを活用しながら収益を得るための戦略のあ
り方が示唆されている。
キーワード:戦略、オンライン・ゲーム、顧客定着性、居場所ビジネス
コンピュータ産業研究会
高橋孝之
「地方の時代の放送コンテンツ流通 」
なお『赤門マネジメント・レビュー』は今月号から有料化の予定でしたが、諸手
続の都合から、有料化は来月号以降に延期になりました。ただし、有料化後も東
京大学のe-Journalからは無料で利用できます。
ところで、東京大学のe-Journalから『赤門マネジメント・レビュー』をご利用
になれる方は、一度e-Journalから検索されることをお奨めします。ちょっと面
白いですよ。『赤門マネジメント・レビュー』は日本語のオンライン・ジャーナ
ルのNo.33に登録されているのですが、なんと
No.32生物物理
No.34繊維学会誌
の間にはさまれているのです。不思議に思いませんか。実は、これって「赤門」
を「あかもん」ではなく「せきもん」と読んでいるのです。正確にいうと、
e-Journalはもともと外国語雑誌を中心に設計されているので、日本語タイトル
雑誌のヨミを登録する項目がないのです。そのため、現在の並び順は、文字コー
ド順になっていて、英数字が先に来て、その後、漢字は基本的に音読み順に近い
並びになっていると思われます。つまり、アルファベットはそのままアルファ
ベット順なのですが、日本語の文字は正しく50音順ではソートされないのです。
近い将来、システムが改善される可能性はあるようですが、このままにしておく
と50音順で探して『赤門マネジメント・レビュー』が登録されていないと思われ
る可能性があるので、とりあえず、
『あかもん(赤門)マネジメント・レビュー』
と登録し直してもらうことにしました。このニューズレターが発行される頃には
もう登録し直されているかもしれません。ちょっとマニアックですが、そんな事
情も知っていると楽しいかも。
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