1月25日に『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.2, No.1が発行されました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。今号から、GBRC主任研究員の森摂氏の連載コラム
が始まりました。「コラム」と「研究会報告」は無料で会員以外にも公開してい
ます。
〔コラム〕潮流2003 第1回
森 摂 「「ミッション・ステートメント」のミッション
―明快で、地に足のついた言葉が人を動かす―」
要約:企業がその使命(ミッション)や方向性を具体的な言葉で表す「ミッショ
ン・ステートメント」をつくる事例が増えている。独禁法裁判などで傷ついた社
会的評価を回復させたい米マイクロソフト、飲料大手のカゴメや京セラは、
「コーポレート・ブランド」確立の一環として、ステートメントをつくった。
「ミッション」や「ビジョン」という概念を軸に経営革新を進める手法は「ミッ
ション経営」として90年代半ばから広まり、ここ数年でも企業不祥事の防止や業
績低迷を克服する手段として注目を浴びている。だが、その作業も単なる「言葉
遊び」で終わり、具体的な成果を上げられないまま挫折した例も多い。なにが重
要なのか。
富田 純一 「素材産業にみる新規事業開発 ―不確実性への対応―」
要約:新規事業開発の際に直面する高い不確実性に対して、企業はどのように対
応しているのかを素材産業の事例を通じて考察する。旭硝子の塗料用樹脂事業で
は、塗料メーカーとの共同による製品開発と市場開拓により、技術と市場の不確
実性を克服した。こうした対応を可能にしたのは、同社の最終顧客志向への転換
にあった。
キーワード:不確実性、新規事業開発、最終顧客志向、素材産業
コンピュータ産業研究会
林 隆一 「電子部品企業のビジネスモデル」
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