『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.2, No.2 発行!!
2月25日に『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.2, No.2が発行されました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「潮流」と「研究会報告」は無料で会員以外にも
公開しています。
森 摂 「潮流2003 第二回 B2Bのブランド戦略
B2B2Cの掛け橋―素材・部品メーカーから消費者へのアプローチ」
要約:これまで広く論じられてきたブランド論は、消費者に直結する消費財メー
カーやサービス、いわゆる「B2C」ビジネスが主な舞台だった。だが、消費者と
の直接の関係が薄い、素材や部品メーカーなど「B2B」ビジネスでも、ブランド
戦略が重要だという認識が高まっている。日本でも最近、素材・部品メーカーの
間でブランド構築の観点から経営手法を見直す動きが出てきた。中でも、消費者
に直接・間接的にアプローチして、ブランド・イメージを醸成することでビジネ
スを優位に展開する試みが注目されている。これを「B2B2C」戦略と名づけ、解
説する。
田中辰雄 「モジュール化と長期技術サイクル」
要約:情報通信産業で近年急激にモジュール化が進んだことを説明するのには従
来の説明では不十分である。ここでは、技術革新が突破型革新から改良型革へ移
行するというサイクル説を仮定し、突破型革新に対応するためにモジュール化が
生じたという仮説を提出した。この仮説の重要な含意は、モジュール化がやがて
終焉するという点である。
キーワード:モジュール化、統合化、突破的革新
高橋伸夫 「日本の海運会社の定期航路部門とコンテナ化」
要約:日本の海運会社は、合併・買収による規模の拡大と「多角化」によって生
き延びてきた。そんな中で、定期航路部門(「定航」)については、マーケット
が拡大していたにもかかわらず、日本を含めた先進国海運会社の業績が悪化し
た。本稿では、コンテナ化の進行を背景にしたそのメカニズムとそれがもたらす
新しい海運業の姿を探る。
キーワード:定期航路、海運同盟、コンテナ化
コンピュータ産業研究会
g新部 裕 「フリーソフトウェア活動と国際協力」
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