『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.2, No.4 発行!!
4月25日に『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.2, No.4が発行されました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「潮流」と「研究会報告」は無料で会員以外にも
公開しています。
森 摂 潮流2003 第四回 2006年問題の衝撃
「人口減が招く、三つの争奪戦
―毎年、60万人規模の都市がひとつずつ消えていく― 」
要約:日本の人口は2006年をピークに、減少に転じると見られている。そのペー
スは2050年までの平均で1年に61万人。毎年、相模原市(60.5万人)や岡山市
(62.6万人)、浜松市(58.2万人)クラスの大都市がひとつずつ、日本から消滅
していく計算だ。61万人の平均年収を300万円余りとして、毎年2兆円ずつのGDP
が消えていく。今後、人口減少が経済や社会に与える影響は、「少子・高齢化」
という言葉では生易しすぎるほど広範囲で甚大だ。今後、具体化するのは「市
場」「住民」「労働者」を奪い合う、「三つの争奪戦」だ。
折橋 伸哉・藤本 隆宏
「多国籍企業の能力とローカル危機への対応
―タイにおけるトヨタ自動車と三菱自動車の事例分析―」
要約:国際経営論では本国で培った能力の活用が企業の海外展開の主要因だと考
えてきたが、同国出身の多国籍企業が同じ現地進出先で異なる行動パターンを採
る可能性については検討が十分ではなかった。本稿は、多国籍企業が海外拠点で
遭遇するローカル危機(現地における環境変化)への対応に焦点を絞り、出身国
が同じである二つの多国籍企業の同じ現地国でのローカル危機対応のありかた
が、両社の財務的資源や組織能力の違いによって異なりうることを示す。簡単な
分析枠組を示した上で、事例研究として、タイにおけるトヨタ自動車と三菱自動
車工業のローカル危機対応を比較分析する。
キーワード:多国籍企業、企業特殊性、組織能力、企業規模、危機対応
社会ネットワーク研究会
網藤 芳男
「地域内ネットワーク構造のビジュアル表現ツールの開発とその応用の可能性
―広島県「世羅郡6次産業ネットワーク」の活動を事例に―」
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