『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.3, No.7 発行!!
ダウンロード数ランキングも更新
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.3, No.7が発行されました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りで、コンピュータ産業研究会報告は無料でダウンロード
できます。また、この号から、今月の「ものづくり寄席」のコーナーを作りまし
た。毎月、その月の寄席の様子をスナップ写真付で簡単にご紹介いたします。こ
のコーナーは無料でダウンロードできますので、カタログ代わりにご利用くださ
い。
1. 小林 雅一 pp. 301-308 (341KB)
〔潮流2004〕第七回
「生まれ変わるメディア産業 ゲーム産業低迷の背景
―急激な成長期を経ての成熟化と、流通の制度疲労―」
日本のゲーム産業はここ数年間で厳しい状況に追い込まれている。低迷の背景
には、ゲーム開発コストの高騰や、海賊版の流通、中古ゲームソフトの存在など
があげられる。音楽レコード業界とともにゲーム産業を揺さぶる問題の根底に
は、既成流通システムの陳腐化現象がある。
2. 宮崎 正也 pp. 309-332 (455KB)
「消耗品の戦略的製品設計―機能共有するプリンタ―」
プリンタのインクやトナー等の消耗品で日銭稼ぎするビジネスモデルの事例を
製品アーキテクチャの観点からながめることによって、企業の競争優位性につな
がる製品設計のあり方を検討する。消耗品の製品設計は、環境リサイクル問題、
独禁法抵触問題とも関係が深く、非常に頭を悩ませるものとなっている。また、
サード・パーティ製消耗品の市場侵入にも対処しなくてはならない。これらの問
題に対処できる、消耗品の戦略的製品設計をさぐる。
キーワード:アーキテクチャ、機能共有、事業戦略
3. 高井 文子 pp. 333-370 (1.16MB)
「ケース研究 オンライン証券業界にみる黎明期の企業間競争」
本稿では、日本のオンライン証券業界の黎明期を対象に、企業間の差異が生ま
れていった経緯を、時系列的に記述していく。多くの企業が「新たな顧客が爆発
的に増える」という「支配的な通念」にとらわれて激しい手数料引き下げ競争を
行っていくなか、自らの信念を貫き、業界リーダーとしての地位を獲得する企業
が現れるに至ったプロセスを、主として業界の有力6企業の動きを追うことに
よって探る。
キーワード:オンライン証券、オンラインビジネス、支配的通念
4. コンピュータ産業研究会 pp. 371-378 (しばらくおまちください)
石井 幹
アドビ システムズ の企業戦略について
5. コンピュータ産業研究会 pp. 379-392 (しばらくおまちください)
李 亨五
「サムスン電子の経営戦略と組織能力」
本報告ではサムスン電子の競争力を同社の企業戦略及び競争戦略の観点から考
察し、さらに、これらの戦略を可能にする組織能力について考察している。結論
として、企業戦略については、優れた事業ポートフォリオが競争優位の源泉であ
り、それを可能にした組織能力としては、情報収集力及び専門経営者の能力、
オーナー経営による強力なリーダーシップなどが挙げられる。そして、競争戦略
と関連して、無線事業部の競争戦略については、徹底した差別化戦略が競争優位
の源泉であり、それを可能にした組織能力としては、品質第一の経営体質、部品
垂直系列化と開発アウトソーシング、業務プロセス革新と迅速な意思決定、ブラ
ンド重視経営、デザイン重視経営などが挙げられる。
キーワード:サムスン電子、携帯電話、企業戦略、競争戦略、組織能力
6. ものづくり寄席 pp. 393-396 (606KB)
また『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)のダウンロード数ランキングも更
新しました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/rank_categories.html
このうち、有料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングの部分だけを
ちょっとご紹介します。ライブ感を出すために、ニューズレターの読者のため特
別に、( )内に先月(2004年6月25日現在)のランキングと1ヶ月間のダウンロー
ド数も入れてみました。
1 (1→) 高橋伸夫 「論説:日本型年功制の再評価」 356 (+20)
2 (2→) 森 摂 「潮流2003 第五回 2006年問題の衝撃(下)」 255
(+7)
3 (3→) 藤本隆宏 「連載:Field-Based Research
Methods」 250 (+25)
4 (4→) 高橋伸夫 「連載:ぬるま湯的体質の研究が出来るまで」 220 (+17)
5 (5→) 高橋伸夫 「連載:英文論文のススメ」 218 (+20)
6 (6→) 高橋伸夫・新宅純二郎 「Resource-Based Viewの形成」
214 (+19)
7 (7→) 森 摂 「潮流2003 第四回 2006年問題の衝撃(上)」 185
(+5)
8 (9↑) 高橋伸夫 「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」 159 (+24)
9 (8↓) 阿部 誠 「連載:消費者行動のメカニズムを探る」 157 (+12)
10(10→) 藤本隆宏 「新製品開発組織と競争力」 148 (+16)
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