「ものづくりインストラクター養成スクール」が
経済産業省の産学連携製造中核人材育成事業として採択
『朝日新聞』に関連記事が掲載されました
東京大学大学院経済学研究科の「ものづくりインストラクター養成スクール」
が、経済産業省が2005年度から始めた「産学連携製造中核人材育成事業」として
採択され、6月7日にプレス発表されました。経済産業省は、産学官が連携して製
造現場の中核的な人材を育成する事業の委託先として、全国の大学などから応募
があった60件のうち36件を採択したものです。
『朝日新聞』にも「ものづくりインストラクター養成スクール」の記事が掲載さ
れました。
◎2005年6月5日付『朝日新聞』朝刊3面
「ものづくりインストラクター養成スクール」は藤本隆宏教授(GBRC理事)が中心
になっているプロジェクトで、東京大学21世紀COEものづくり経営研究センター
(MMRC)に拠点が形成されます。GBRCもバックアップする予定です。このプロジェ
クトの正式名称は
「ものづくり中核人材の指導力養成に向けたカリキュラム開発、及び実証実験」
で、ものづくり中核人材として、主に50代の現場管理経験者・技術者を対象とし
ています。彼らは、中核人材として製造現場での技術力は持っているが、それを
社内で伝承したり、異業種で応用して管理・改善したりする指導力が不足してい
ます。そこで、この事業では、複数の業種から情報提供を受けて教材開発をする
とともに、中核人材に体系的な座学、教育実習、指導マニュアル自作などを通し
て指導力を養うカリキュラムを開発することを目的としています。
分かりやすくいうと、団塊世代の大量退職で技術伝承が難しくなる「2007年問
題」を乗り切るために、大手メーカーのベテラン技術者を「教えるプロ」として
3ヶ月コースで再教育し、自社の後進や中小企業の若手指導に当たってもらうと
いうわけです。軌道に乗れば、50代のベテラン技術者らを30人程度を募集する予
定です。
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