GBRCニュース   2005.07.04

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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.6 発行!!

       ダウンロード数ランキングも更新 

 

『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.6が発行されました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html

目次と要約は下記の通りで、先月から、コンテンツ・シンポジウムの講演要旨の

連載と「解説」という形でネットワーク分析用ソフトウェアのマニュアルの掲載

を始めました。研究会報告は無料でダウンロードできます。

 

1. 山下勝・御影雅良・太田良一

〔連載:コンテンツ・ビジネスの未来〕

「第二回 競争力を生み出すプロデューサー力とは?」pp. 261-280

  優れたコンテンツを開発するためには、実に多くの要素が必要とされる。資金

調達の方法、マーケティング、知的財産権の問題等。ここでは、これらの要素に

も関連するが、実際にコンテンツを開発する主体として、プロデューサーと呼ば

れる人々に焦点を定める。この視点からすると、競争力のある優れたコンテンツ

を開発する決め手となるのは、プロデューサーのもつ能力ということになる。し

かしながら、われわれは、そこにいったいどのような能力が求められているのか

をよく知らないでいる。本セッションの意義はまさにここにある。優れたプロ

デューサーに求められる能力とはいったいどのようなものなのか。

 この重要かつ興味深いテーマについて議論するため、本セッションは実際にハ

リウッドにおいて映画製作を行ってきた御影雅良氏、そしてNHKにおいてドキュ

メンタリー番組のディレクターを務める太田良一氏の経験や考え方を説明しても

らった。構成としては、まずモデレーターである山下より、議論を進めるうえで

のフレームワークと仮説を提示し、それに続いて御影氏と太田氏の両名の具体的

な話が展開される。

 

2. 稲水伸行・竹嶋斎

「解説 ネットワーク可視化の技法―Pajekの使い方」pp. 281-302

 連載「ネットワーク分析と可視化の技法」の第二部である「ネットワーク可視

化の技法−Pajekの使い方」では、UCINETに組み込まれている大規模ネットワー

クの解析ソフトウェア、Pajekの解説を行う。Pajekでは、UCINETと同様にネット

ワーク分析に関する様々な指標を計算することも可能だが、本稿においては

Pajekのネットワークの描画機能に絞って解説をする。

 ネットワーク分析をする際の基本は、ネットワークを描いてみることである。

しかし、これまでは適切なツールがなく、大規模ネットワークの描画は非常に困

難であった。また、描かれたネットワークを分析に応じて整理するためには煩雑

な手作業が必要だった。大規模なネットワークの分析・描画を行えるPajekはこ

れらの問題に対処するための優れたソフトウェアと言えよう。本解説ではPajek

の描画機能を解説するわけだが、本解説がネットワーク可視化の技法習得の入り

口になれば幸いである。

 本解説は2-1から2-10までの10項目で構成されている。これら10項目は次の三

つに大きく分けられる。2-1から2-5では、データの読み込み、描画、保存という

一連の流れを簡潔に解説する。2-6から2-8では、読み込みファイルにコマンドを

入力することでネットワーク図を高度にカスタマイズする方法を解説する。2-9

2-10では、時系列で変化するネットワークを描画する方法を説明する。

 

3. コンピュータ産業研究会

 藤本隆宏

「アーキテクチャの比較優位に関する一考察」pp. 303-312

 本稿では、設計概念とリカード的な比較優位論との融合を試みる。製品費用

は、生産費用と設計費用との合計であり、生産費用については、従来どおりの議

論でも良いが、設計費用については、設計パラメータ調整費用の差を見る必要が

ある。設計費用は、科学的調整の費用と試行錯誤的な調整の費用との合計とみな

せる。日本企業の設計パラメータを調整するスピードが速いとすると、モジュー

ル数が多く、既知の科学的知識の少ない(現場試行錯誤への依存度の高い)「擦

り合わせ型」製品で、設計費用に関する日本企業の比較優位が生じる、という予

想を得る。

 キーワード:アーキテクチャ、比較優位、科学的調整、試行錯誤的調整

 

4. 社会ネットワーク研究会

 大戸紹子

「日本における社会ネットワーク調査 2204 結果報告」pp. 313-322

 

また『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)のダウンロード数ランキングも更

新しました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/rank.html

このうち、有料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングの部分をご紹介し

ます。ライブ感を出すために、ニューズレターの読者のため特別に、( )内に先

(2005年5月25日現在)のランキングと1ヶ月間のダウンロード数も入れてみまし

た。

 

1 (1→) 高橋伸夫 「論説:日本型年功制の再評価」 532 (+14)

2 (2→) 高橋伸夫 「連載:英文論文のススメ」 449 (+16)

3 (3→) 藤本隆宏 「連載:Field-Based Research Methods」 426 (+22)

4 (5↑) 高橋伸夫 「連載:ぬるま湯的体質の研究が出来るまで」 359 (+19)

5 (4↓) 高橋伸夫・新宅純二郎 「Resource-Based Viewの形成」 358 (+16)

6 (6→) 高橋伸夫 「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」 328 (+9)

7 (7→) 森 摂 「潮流2003 第五回 2006年問題の衝撃(下)」 302 (+1)

8 (8→) 藤本隆宏 「新製品開発組織と競争力」 280 (+12)

9 (9→) 阿部 誠 「連載:消費者行動のメカニズムを探る」 250 (+3)

10(10→) 森 摂 「潮流2003 第四回 2006年問題の衝撃(上)」 227 (+1)

 

無料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングもご紹介しましょう。

 

1 (1→) 藤本隆宏 「生産システムの進化論」 963 (+34)

2 (2→) 小川紘一 「光ディスク産業のビジネス・アーキテクチャとその変遷」

    929 (+50)

3 (3→) g新部 裕 「フリーソフトウェア活動と国際協力」 829 (+11)

4 (4→) 原田信行 「日本におけるコンテンツ産業の可能性」 786 (+20)

5 (6↑) 林 隆一 「電子部品企業のビジネスモデル」 733 (+20)

6 (5↓) 田中辰雄 「携帯電話産業におけるネットワーク外部性の実証」

    728 (+13)

7 (7→) 松原義継 「あるビデオゲームの開発事例」 722 (+10)

8 (8→) 椙山泰生・太田原準「中国企業の競争力と製品アーキテクチャ」

    691 (+19)

9 (9→) 金光 淳  「社会ネットワーク分析パッケージSociometorica

    639 (+19)

10(9↓) 枷場博文 「境界と限界を超えるコミュニティ・イノベーション」

    631 (+11)

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