IMVP-MMRC Asia Pacific Forum 2005, Tokyo が成功裏に閉幕
『GBRCニューズレター』No.175
(2005年9月19日号)でも、お知らせいたしました
が、先日10月13日(木)に、IMVP
(International Motor Vehicle Program:国際
自動車プログラム)とMMRC
(21世紀COE東京大学ものづくり経営研究センター)の
共催、法政大学イノベーションマネジメント研究センターの後援で、自動車産業
における国際共同研究の成果を発表するシンポジウムを開催いたしました。今回
のMMRC-IMVPシンポジウムは、朝から夕方まで、ほぼ満席に近い状況で、100人ほ
どが常時参加し、盛況でした。
今回、MMRCがIMVPとシンポジウムを共同開催できたということは、MMRCの国際連
携活動にとって非常に大きな一歩です。COE申請時の申請書にあるように
「日本のものづくり経営について、アメリカにはIMVPがあり継続的に研究組織し
てやっている。しかし、肝心の日本にそのような組織がないからぜひとも日本に
も恒久的な研究組織(MMRC)が必要である。MMRCの運営として力を入れるのは、産
学連携、国際連携、若手育成である。そのうち、国際連携は、IMVP、ハーバー
ド、GERPISAなどと協力体制を築く。」
という設立目的を掲げており、今回の開催は、申請書で宣言した国際連携の重要
な部分がスタートしたという意義をもっています。
IMVPは世界の自動車産業研究者の国際研究ネットワークとして、1984年以来継続
的に研究活動を行っており、その研究は「自動車の開発・生産システム」から始
まりましたが、近年では「自動車メーカーと自動車部品メーカーのサプライヤー
システム」、「自動車の販売システム」にまで研究範囲を広げております。日本
からも、自動車産業の実証研究を専門とする研究者が多数参加して研究成果をあ
げています。今回のシンポジウムの最後の方では、ウォートン・スクールのマク
ダフィ教授をはじめとする海外の研究者も「MMRC」「フジモト」(もちろん藤本
隆宏教授のこと)を何度も口にして、これからの研究協力に言及していました。
アメリカ側にもヨーロッパ側にも、MMRCの存在を認知してもらえたようです。
それにしても、この規模になると国際会議の裏方はたいへんです。生半可なこと
では運営はつとまりません。特に、この1ヶ月間のMMRCの研究支援室の皆さんの
奮闘ぶりには頭が下がります。当日の資料から、受付、会議進行、レセプショ
ン、すべてがこの種のものとして非常にスムーズに進行し、大変な成功でした。
このシンポジウムを企画から一貫して監督運営してくださったMMRC顧問の下川浩
一先生にも、この場をお借りして感謝申し上げます。
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