GBRCニュース   2006.05.01

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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.5, No.4 発行!!

     ダウンロード数ランキングも更新

 

『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.5, No.4が発行されました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html

目次と要約は下記の通りです。研究会報告は無料でダウンロードできます。今月

から始まった新企画「ものづくりコラム」、先月から始まった「ものづくりアジ

ア紀行」も無料コンテンツです。

 

1. 藤本隆宏 pp. 225-226

「ものづくりコラム 第一回 ものづくりとは物を作るにあらず」

 

2. 善本哲夫 pp. 227-232

「ものづくりアジア紀行 第二回 ベトナムの味、日本の味」

 

3. 大鹿隆・藤本隆宏 pp. 233-272

「製品アーキテクチャ論と国際貿易論の実証分析」

 

 本稿では、藤本隆宏「アーキテクチャの比較優位に関する一考察」(藤本隆宏,

2005) で展開された「アーキテクチャの産業論」が提起した命題、すなわち「統

合型ものづくり」(Integration-based Manufacturing)の組織能力を戦後に構

築してきた日本企業は「擦り合わせ型」(Integral Architecture)の製品と相

性が良く、したがって日本の純輸出財の多くは相対的に「擦り合わせ型」であ

る、という命題の実証分析を試みる。具体的には、経済産業省と共同で実施した

企業アンケート(33社、254製品)の回答について、擦り合わせの強度を主成分

分析でインテグラル・アーキテクチャ度として作成し、それぞれの製品のインテ

グラル度(擦り合わせ度)、モジュラー度(組み合わせ度)の相対的ポジション

を示した。次にアンケート調査の対象製品を組立製品とプロセス製品に分けて、

アンケート回答結果の輸出比率とインテグラル・アーキテクチャ度との回帰分析

を実施した結果、上記命題と整合性のある実証分析結果を得た。また、説明変数

として、インテグラル・アーキテクチャ度のほかに労働集約度を説明変数として

追加した回帰分析でも組立製品では統計的に有意な結果が得られており、その結

果は、「組立製品ではインテグラル度、労働集約度ともに高いほど、輸出比率が

高くなる傾向があり、また国際競争力が強い」というものであった。これらの結

果は国際貿易論に対する新たな展開を示唆する可能性もある。

 キーワード:アーキテクチャ、比較優位、インテグラル・アーキテクチャ度、

輸出競争力、海外販売比率、労働集約度、レオンチェフ・パラドックス

 

4. コンピュータ産業研究会 pp. 273-280

 笠原健治

 「ソーシャルネットワーキングサービス「mixi」のこれまでと今後」

 

 本稿では、ソーシャルネットワーキングサービスについてその概況を紹介し、

その後、ソーシャルネットワーキングサービスサイト「mixi」の立ち上げから現

状、成長の要因、今後の課題について、運営会社の代表取締役としての観点から

分析する。

  キーワード:ソーシャルネットワーキングサービス、SNS

 

また『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)のダウンロード数ランキングも更

新しました。

http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/rank.html

このうち、有料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングの部分をご紹介し

ます。ライブ感を出すために、ニューズレターの読者のため特別に、( )内に先

月のランキングと1ヶ月間のダウンロード数も入れてみました。

 

1 (1→) 高橋伸夫 「論説:日本型年功制の再評価」 650 (+15)

2 (2→) 高橋伸夫 「連載:英文論文のススメ」 600 (+18)

3 (3→) 藤本隆宏 「連載:Field-Based Research Methods」 536 (+14)

4 (4→) 高橋伸夫・新宅純二郎 「Resource-Based Viewの形成」 485 (+12)

5 (5→) 高橋伸夫 「連載:ぬるま湯的体質の研究が出来るまで」 468 (+11)

6 (6→) 高橋伸夫 「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」 457 (+18)

7 (7→) 藤本隆宏 「新製品開発組織と競争力」 389 (+8)

8 (8→) 阿部 誠 「連載:消費者行動のメカニズムを探る」 336 (+12)

9 (8↓) 森 摂 「潮流2003 第五回 2006年問題の衝撃(下)」 328 (+4)

10(10→)安田 雪 「ネットワーク分析用ソフトウェアUCINET(R)の使い方」

    326 (+25)

 

無料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングもご紹介します。

 

1 (1→) 小川紘一 「光ディスク産業のビジネス・アーキテクチャとその変遷」

    1344 (+27)

2 (2→) 藤本隆宏 「生産システムの進化論」 1261 (+32)

3 (3→) g新部 裕 「フリーソフトウェア活動と国際協力」 1022 (+24)

4 (4→) 原田信行 「日本におけるコンテンツ産業の可能性」 936 (+12)

5 (5→) 林 隆一 「電子部品企業のビジネスモデル」 925 (+23)

6 (5↓) 金光 淳  「社会ネットワーク分析パッケージSociometorica

    921 (+19)

7 (7→) 田中辰雄 「携帯電話産業におけるネットワーク外部性の実証」

    860 (+8)

8 (9↑) 枷場博文 「境界と限界を超えるコミュニティ・イノベーション」

    875 (+25)

9 (8↓) 椙山泰生・太田原準「中国企業の競争力と製品アーキテクチャ」

    874 (+17)

10(10→)松原義継 「あるビデオゲームの開発事例」 848 (+10)

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