GBRCニュース   2007.07.30

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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.6, No.7 発行!!

     新企画「経営学輪講」がスタート!

 

『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.6, No.7が発行されました。

http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html

目次と要約は下記の通りです。

「経営学輪講」「研究会報告」は無料コンテンツです。

 

小菅竜介 pp. 243-266

査読つき論文

「顧客志向から市場志向へ―理論と測定―」

 本稿では、マーケティング・コンセプトの実行に関する研究のレビューを行

う。これまでの研究は、個人の販売行動に焦点を当てる顧客志向研究と、事業単

位の組織文化に焦点を当てる市場志向研究に分けられる。市場志向研究は、製造

業の文脈を想定し、また、組織文化が組織内で同質的であると暗黙の前提を置く

ことで、従業員の存在を看過してきた。今後は、従業員の市場志向に対する知覚

と、顧客接点における顧客志向を取り込むことが重要である。

 キーワード:マーケティング・コンセプト、顧客志向、市場志向

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高橋伸夫・新宅純二郎・大川洋史 pp. 267-274

「技術的トラジェクトリの破断

 ―経営学輪講 Christensen and Bower (1996)―」

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高橋伸夫・稲水伸行 pp. 275-280

NIH症候群とは自前主義のことだったのか?

 ―経営学輪講 Katz and Allen (1982)―」

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高橋伸夫・稲水伸行 pp. 281-286

「ブリッジは弱い紐帯か?

 ―経営学輪講 Granovetter (1973)―」

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コンピュータ産業研究会 pp. 287-296

立本 博文

PCのバス・アーキテクチャの変遷とプラットフォームリーダの変化について」

 

「経営学輪講」はかつてこの『GBRCニューズレター』で連載していた東京大学大

学院経済学研究科の「経営文献講読」をパワーアップしたものです。海外論文紹

介ではありますが、当該論文の忠実な要約ではありません。「研究を触発する

technical note」を目指しています。かつては海外のジャーナルでも、そのよう

technical noteがよく掲載され、若い研究者の研究意識を触発していたもので

すが、「業績」とするには物足りないというアカデミズムの世界の業績主義の流

れの中ですたれてしまい、いつのまにか「研究ノート」は短めの「原著論文」を

意味するようになってしまい、残念な思いをしておりました。

 

かなり辛口な解説と評論ですが、海外のレフェリー論文だからといってありがた

がって崇めていないで、批判的な目で真剣に論文を読まないと、新しい研究テー

マは見つからないのです。ぜひご一読ください。新しい研究テーマの芽がいくつ

も出ていることにすぐに気がつきますよ。

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