『赤門マネジメント・レビュー』
Vol.6, No.9 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.6, No.9が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。
「経営学輪講」「研究会報告」「ものづくりアジ
ア紀行」は無料コンテンツです。
稲水伸行・若林隆久・高橋伸夫 pp. 381-412
査読つき論文
「産業集積論と<日本の産業集積>論」
Marshallの集積論は機能論的で、Weberの集積論は発生論的である。産業集積を
動態的な視点から見るには二つの系統を統合する必要がある。そこで、まず、日
本の産業集積に関して機能論的な立場から文献レビューを行い、その手がかりを
探ることとした。結果、受注側の機能は論じられているが、発注側の視点からの
分析はほとんどないことが分かった。以上を踏まえ、大手企業・口座保有企業・
中小零細企業の三つの主体に分けて受発注双方の論理を解明し、理論構築するこ
とが必要だと説く。
キーワード:産業集積、口座保有企業
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福澤光啓・新宅純二郎 pp. 413-424
「戦略は本当に変えられるのか?
―経営学輪講 Burgelman (2002)―」
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安田雪・高橋伸夫 pp. 425-432
「同型化メカニズムと正統性
―経営学輪講 DiMaggio and Powell (1983)―」
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コンピュータ産業研究会 pp. 433-450
枷場博文・福原義久
「コミュニティリード・イノベーション―構造的な間による創発性マネジメン
ト:先進IT企業のイノベーションマネジメント手法と実践事例―」
ソフトウェアがハードウェアの“おまけ”的存在であった時代から価値獲得の
手段として主役となった現在に至るまで、コンピューター・ソフトウェア産業
は、政府、学会、ユーザー、テクノロジーベンダーが渾然一体となった業界イノ
ベーション・システムを形成し共進化してきた。各時代において競争に打ち勝っ
てきた大手ベンダーは、それぞれ独自の手法を用いて自社製品をイノベーショ
ン・パイプラインに送り込み、通過させることに成功している。本報告では、先
端IT企業のイノベーションマネジメント手法としてコミュニティ・イノベーショ
ンを取り上げて考察する。
キーワード:コミュニティ・イノベーション、ホールバリュー、先端IT企業
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天野倫文 pp. 451-458
「ものづくりアジア紀行第十八回 「インドネシアバイク市場とものづくり」
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