『赤門マネジメント・レビュー』
Vol.6, No.11 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.6, No.11が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」は無料コンテンツ
です。
ところで、ホームページ
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
が新しくなったことはご存知ですか? ぜひ一度クリックして、ご覧ください。
機能的になっただけではなく、明るくてさわやかなイメージに一新されました。
編集担当の西田麻希さんのお人柄がそのまま現れている感じです。必見です。
【査読つき論文】
真保智行
「ライセンス・パ−トナーの選択の決定要因―技術の吸収と技術の質」
要約:石油化学産業では日本企業は外国技術を積極的に導入していったことが
指摘されているが、日本企業がどのようにパートナーを選択したのかに関しては
ほとんど議論されてこなかった。そこで、本稿では石油化学産業を対象にして、
ライセンス・パートナーの選択の動機として、技術の吸収や技術の質があったの
かどうかを統計的に検証した。そして、分析結果から日本企業がパートナーを選
択する基準として、技術の吸収の容易さがあり、自社と比較したパートナーの技
術水準が重要であったことが明らかになった。
キーワード:ライセンス契約、石油化学産業、パートナーの選択
【研究ノート】
新宅純二郎・善本哲夫・立本博文・許経明・蘇世庭
「液晶テレビのアーキテクチャと中国企業の実態」
要約:液晶テレビの市場では、中国企業が参入して急速に成長している。本稿
ではまず、技術蓄積の少ない中国企業の急成長を可能にした原因を、液晶テレビ
のアーキテクチャと分業構造から明らかにする。液晶テレビは、半導体技術の進
歩がドライバーになって、典型的なモジュラー型製品になった。モジュラー化は
新規参入を容易にするとともに、参入過多と価格競争の激化をもたらす。こうし
た市場特性に起因して、中国企業は収益性悪化と新たな製品領域への新規参入を
繰り返す「モジュラー型製品の収益悪化サイクル」に陥りやすい。モジュラー化
を活用しながらも、このサイクルからの脱却を目指す中国企業のありようについ
て考察していく。
キーワード:液晶テレビのモジュラー化と分業構造、映像処理LSI、
中国企業の戦略
【経営学輪講】
中川功一
「製品アーキテクチャ研究の嚆矢―経営学輪講Henderson and Clark (1990)」
【経営学輪講】
安田雪・高橋伸夫
「ネットワークで定義した米国市場の安定性と利益率―経営学輪講Burt (1988)」
【コンピュータ産業研究会】
魚住智彦
「ものづくり産業のデジタル化によって変化した電気測定器産業」
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