『赤門マネジメント・レビュー』
Vol.7, No.4 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.4が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「研究会報告」は無料コンテンツです。
< 査読つき論文 >
桑島由芙
「消費者間ネットワークと購買行動―スノッブ効果とバンドワゴン効果」
pp. 185-204
要約:本稿の目的は、ネットワークの中に身を置く消費者が、購買行動をする際
にネットワークからどのような影響を受けるのかを社会ネットワーク分析の手法
を使って明らかにすることである。分析の結果、消費者同士が直接結合している
場合にはスノッブ効果が、構造同値の関係にある場合にはバンドワゴン効果が働
くという事実発見を得た。
キーワード:購買行動、構造同値、スノッブ効果
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< コンピュータ産業研究会 >
稲垣雄史
「品質工学を活用して組織能力を見るとモジュラー化が見えてくる」
pp. 205-208
要約:品質工学の簡単な紹介を行った上で、アルプス電気の検出スイッチの事例
から品質工学を適用することで形成される新しい「組織能力」とそのパフォーマ
ンスについて言及する。
キーワード:品質工学、組織能力、深層の競争力、モジュラー化
糸久正人
「品質工学を活用したフロントローディング戦略」
pp. 209-220
要約:品質工学による設計プロセスは、製品のロバスト性を追求するという点で
従来の設計プロセスと大きく異なる。アルプス電気における事例研究およびアン
ケート調査から、品質工学が製品開発パフォーマンスに与える影響を分析した結
果、フロントローディング効果が見受けられた。その一方、設計者への負荷は増
大するため、品質工学導入にはいくつかの課題が残されている。
キーワード:品質工学、フロントローディング、製品開発
増田陽介
「新規技術の組織的展開に影響を与える諸要因の考察
―品質工学導入事例をもとに」
pp. 221-234
要約:技術を組織に展開するときに有効なマネジメントとは果たしてどんなもの
だろうか? また事業・製品の特性はどのように影響を与えているのだろうか?
本稿では品質工学を対象に「取り組み」と「成果」という二つの成功指標で組織
的展開に影響を与えるといわれる組織・事業特性を分析し、効果的なマネジメン
トを探る。
キーワード:品質工学、組織的展開、取り組み・成果
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