『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.8 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.8が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」「ものづくりアジ
ア紀行」は無料コンテンツです。
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< 査読つき論文 >
稲水伸行「ノンテリトリアル・オフィス研究の現状と課題
―文献レビューによる成功条件の模索」pp. 557-586
要約:近年、ファシリティ・コストの削減や知識創造の観点からノンテリトリア
ル・オフィスの有用性が喧伝されているが、既存のオフィス研究はプライバシー
やパーソナリゼーションが問題になる可能性を指摘している。ただし、いくつか
の条件を満たせばこれらは問題にならないことも示唆されている。以上から、
(1)ノンテリトリアル・オフィスの安易な導入は慎むべきだということ、(2)
ノンテリトリアル・オフィスの成功条件を探る研究・調査の蓄積が望まれている
ことを示す。
キーワード:ノンテリトリアル(フリーアドレス)・オフィス、プライバシー、
パーソナリゼーション
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< 査読つき研究ノート >
橋本規之「カネカMBS樹脂の競争力
―多品種展開を支える開発と製造の力」pp. 587-612
要約:今日の日本の化学産業では機能性化学分野での国際競争力の強さに注目が
集まっている。本稿では機能性化学品の先駆けと言えるカネカのMBS樹脂事業を事
例として、開発と製造における統合型組織能力の視点から、カネカの競争力の源
泉を理論的・実証的に分析した。
キーワード:アーキテクチャ、組織能力、カスタマイズ戦略
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< 経営学輪講 >
天野倫文「ひとづくり・組織づくりの海外事業活動
―経営学輪講 小池 (2008)」pp. 613-626
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< コンピュータ産業研究会 >
立本博文「台湾・韓国の税制にみる産業促進策
―半導体産業の事例」pp. 627-632
要約:近年の台湾・韓国に代表される東アジア新興国の成長には著しいものがあ
る。半導体・液晶パネル産業のような設備投資競争が国際競争力の鍵となる産業
において、各国の税制が果たす新しい役割について紹介を行う。1990年代以降、
先進国から新興国への技術普及スピードに税制が大きく関与していると考えられ
ている。しかし、その詳細は明らかになっていない。本稿研究では、設備投資に
関わる各国の制度を整理した上で、同一事業を日本・台湾・韓国で行った場合、
制度要因のみで、どの程度、企業業績に影響があるのかを推定した。
キーワード:韓国・台湾の半導体産業、技術普及、制度、国際競争力
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< ものづくりアジア紀行 第二十七回 >
向渝「広州におけるホンダとトヨタのものづくり」pp. 633-646
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