『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.10 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.10が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」「ものづくりアジ
ア紀行」は無料コンテンツです。
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< 査読つき研究ノート >
李炳夏
「組織能力の再構築と人事部―サムスン電子の事例を中心に」pp.723-740
要約:企業の競争力に関わる組織能力は地道に構築していく必要がある。しか
し、キャッチ・アップしていかざるをえない後発企業にはそういう時間的な余裕
がない。本稿は、キャッチ・アップに成功しグローバル企業に成長したサムスン
電子の事例を取り上げ、人事部が組織能力構築を早めるために行った様々な活動
を調べたものである。
キーワード:組織能力、人事部、価値一般化
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< 査読つき研究ノート >
高橋伸夫
「内部監査と内部統制報告制度」pp.741-756
要約:2009年3月期本決算から導入される内部統制報告制度は、厳しい罰則をとも
なうことから、免責を求める経営者の行動を誘発し、企業行動に副作用を及ぼす
ことも懸念されている。そこで、内部監査、内部統制、内部統制報告制度の概念
を整理することで、内部監査人のそもそもの役割-問題のある部分を検査して摘発
し、経営者に対して大局的なリスクを示し、指摘・提言を行うこと-について論じ
る。
キーワード:内部監査、内部統制報告制度、J-SOX法
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< 経営学輪講 >
大木清弘
「海外子会社の『進化』とその促進
―経営学輪講 Birkinshaw and Hood (1998)」pp.757-772
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< コンピュータ産業研究会 >
服部正太・木村香代子
「学界と産業界をブリッジする工学知:Professional Engineering Solution
Firm 高付加価値を実現する企業を目指して」pp.773-784
要約:株式会社・構造計画研究所の社会的使命は、学界と産業界とで獲得された
工学的知識を融合させて、新たな知財を創造することである。その使命を果たす
には総合エンジニアリング企業として学界と産業界との橋渡しとなることが必要
である。構造計画研究所は、新規事業を次々と創出していくという役割を担う、
創造工学部という部署を築き上げてきた。所員の営業志向が強い、会社の成長か
ら獲得した付加価値増分について大胆な投資配分を行う、独自の人的資源管理シ
ステムを開発しているなど、構造計画研究所は一般のソフトウェア企業とは大き
く異なる特色を持っている。Professional Engineering Solution Firmとしての
構造計画研究所の挑戦は続く。
キーワード:構造計画研究所、営業志向、創造工学部、マルチエージェント・シ
ミュレータ、人事動態シミュレーションと賃金制度
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< ものづくりアジア紀行 第二十九回 >
ラチョット・タンタスラセット(Tanthasuraseth Rachot)
「自動車メーカーの進出とタイ地場産業の活力
―自動車改造を担う中小メカニックと海外の中古車部品輸入業者」pp.785-796
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