『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.11 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.7, No.11が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」「ものづくりアジ
ア紀行」は無料コンテンツです。
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< 査読つき研究ノート >
富田純一・高井紘一朗
「アサヒビールにおける持続的競争力の源泉
―スーパードライが二段ロケット的成長を遂げられたのはなぜか?」pp.797-820
要約:アサヒビールのスーパードライは1987年の発売以降、20年たった現在でも
売れ続け、高シェアを維持している。その発展過程をよく見ると、発売当初の爆
発的売上を記録した後、数年間の停滞期を経て再拡大するという二段ロケット的
成長を遂げている。これはスーパードライが一過性のヒット商品に留まらず、過
去20年という長期間にわたり競争力を維持・向上させてきたことの証左であり、
注目に値する。では、アサヒビールはどのようにして競争力を持続させてきたの
か。なぜスーパードライは二段階の成長を遂げることができたのか。筆者らは、
この問題を解く鍵は、工程特性と組織能力の相性と競争力の重層的分析にあると
考える。
キーワード:競争力、工程特性、組織能力、擦り合わせ
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< 経営学輪講 >
佐藤悠一
「国民文化と組織文化:Hofstedeは何を測定したのか?
―経営学輪講 Hofstede (1991)」pp.821-832
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< コンピュータ産業研究会 >
鳥谷浩志
「製造業の競争力を高める3Dデジタルものづくり」pp.833-840
要約:製造業における勝ち残りには、設計品質の早期作り込みと、現場力を引き
出すためのものづくり情報伝達が重要である。設計と製造プロセスの3D化は、
3D-CADの導入を起点とし、作成されたデータを全社で活用することで、3D設計の
恩恵を全社で享受できるようになる。日本発の3D軽量化技術XVLの導入企業は、そ
の六つのソリューションにより、設計力を向上させ、現場力を引き出すことでも
のづくりのQCD(Quality、Cost、Delivery)改善に成功している。本稿では、3D
データを活用することで、日本のものづくり企業がどう変貌を遂げたのか、大容
量3Dデータのデザインレビューや工程編集、3D部品表等の各社の成功事例を紹介
する。
キーワード:XVL、設計と製造プロセスの三次元化、デジタルものづくり、現場力
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< ものづくりアジア紀行 第三十回 >
横井克典・善本哲夫・天野倫文
「サンクトペテルブルクからみる西側ロシア市場の性格と供給方法」
pp.841-858
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