『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.8, No.5 発行!!
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.8, No.5が発行されました。 http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html 目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」「ものづくりアジ ア紀行」は無料コンテンツです。 ----------------------------------------------------------------------- < 査読つき研究ノート > 田路則子・甲斐敦也「半導体商社の事業ドメイン拡大のメカニズム」 pp. 211-232 要約:サプライヤーである半導体メーカーとユーザーである電子機器メーカー の間に位置する中間流通業者である半導体商社の中には、半導体産業と電子産業 の構造変化に呼応して、事業ドメインを川上や川下へ拡大する例がみられる。経 営資源の乏しい中小規模のユーザーをターゲットとして、完成品の製造や設計を 肩代わりするために川下へ、半導体デバイスの詳細設計をサポートするために川 上へ拡大している。それは中間流通業者としての競争優位性を高める戦略であ る。 キーワード:中間流通業者、取引依存度、事業ドメイン ----------------------------------------------------------------------- < 経営学輪講 > 高橋伸夫「組織化とは何か?―経営学輪講 Weick (1979)」 pp. 233-262 ----------------------------------------------------------------------- < コンピュータ産業研究会 > 田中辰雄「モジュール化の終焉と統合への回帰―情報化の長期トレンド」 pp. 263-274 要約:情報通信産業ではモジュール化が進んできた。モジュール化とは製品を ユニットに分解してそのインタフェースを一般に公開し、ユーザがそれを自由に 組みあわせることである。インターネットもパソコンもモジュール化製品の代表 格であった。しかし、現在このモジュール化が逆転し、統合化へ回帰する兆しが ある。パソコンの家電化、携帯電話の隆盛、VPN・NGN、クラウドコンピューティ ングなどをその兆しと捕らえることができる。はたしてモジュール化は終焉する のか。そもそもモジュール化はなぜ生じたのか。これらの問いに対し、歴史的な 考察と実証分析をもとに答える事を試みる。結論は、今後はモジュール化が終焉 し統合への回帰が進むというものである。 キーワード:モジュール化、統合化、情報通信産業 ----------------------------------------------------------------------- < ものづくりアジア紀行 第三十四回 > 善本哲夫「日韓交流のチャンス」 pp. 275-280 ※アップロードが遅れていました <ものづくりアジア紀行 第三十三回> http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR8-4.html もアップロードいたしました。
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