『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.8, No.6 発行!!
諸般の事情により発行が遅れ、ご心配をおかけして申し訳ありませんでしたが、
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.8, No.6が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
目次と要約は下記の通りです。「経営学輪講」「研究会報告」は無料コンテンツ
です。
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< 査読つき研究論文 >
向 渝 「広州プジョーの盛衰から見た広州市乗用車生産における
外資導入の経験」pp.281-336
要約:国際合弁事業(IJV)の成功・失敗要因を論じる既存研究は、先進諸国の多
国籍企業側の視点を中心としてきた。本研究は主に中国側のパースペクティブか
らアプローチし、広州標緻汽車公司(広州プジョー)のライフ・タイムにおける
主な企業活動を記述することによって、同社の経営状況及びパートナーシップが
時間と共にどのように変化したのか、また、同社を破綻に導いた主な要因が何
か、その失敗経験は後の広州市乗用車産業の発展にどんな影響を与えたか、につ
いて分析を試みた。
キーワード:広州プジョー、失敗経験、広州市乗用車産業
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< 経営学輪講 >
糸久正人「製品開発プロセス論におけるモデルベース・フレームワークの可能性
―経営学輪講
Krishnan, Eppinger and Whitney (1997)」pp.337-350
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< コンピュータ産業研究会 >
村上明子「大規模オンラインディスカッション「InnovationJam」
―企業における集合知の活用」pp.351-364
要約:IBMでは、世界中の社員やその家族、そして彼らの顧客の意見を集め、活用
するために、「Jam」と呼ばれるオンラインディスカッションを開催している。
Jamは数日間に期間を限定して行うオンラインディスカッションのイベントであ
り、そこから生まれたアイデアは、IBMの実際の戦略として実行に移されている。
このようなイベントであるJamに対して多くの参加者を得るためには、参加意欲の
促進、参加者の役割と明確化、議論の目的とテーマの明確化、発言分析とアク
ションプランが必要である。本稿では、2006年と2008年に行われたInnovationJam
の例を挙げ、Jamとは多くの情報を参加者に提供すること、そのために発言に意義
を持たせることが重要であることを示す。また、ディスカッションの結果を参加
者にフィードバックする際に用いるディスカッション分析ツールについても説明
する。
キーワード:InnovationJam、オンラインディスカッション、ディスカッション分
析
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