GBRCニュース   2010.12.20

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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.9, No.11 発行!!

 
お待たせいたしました。
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.9, No.11が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
 
「経営学輪講」「ものづくり紀行」は無料コンテンツです。
それ以外の有料コンテンツは、GBRC非会員の方は、オンライン書店「booknest
http://www.booknest.jp/search?srs=17&sw=s&pg=1&so=red
より冊子にてお求めいただけますが、GBRC会員、サイト・ライセンス契約校
http://www.gbrc.jp/journal/index.html#3
の方は、無料でダウンロードできます。
 
目次と要約は下記の通りです。
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< 研究ノート >
天野倫文・新宅純二郎
「ホンダ二輪事業のASEAN戦略低価格モデルの投入と製品戦略の革新」
pp. 783-806
 
 本ケースは、ホンダ二輪事業のASEANでの市場展開について整理したものであ
る。ホンダは中国二輪企業との競争の結果、2000年頃には中国のみならずベトナ
ム市場でも大幅なシェア低下の危機に直面した。この状況に際し、ホンダは製品
戦略を大幅に変更し、日本オリジナルモデルのCKD生産から、現地開発機能を拡充
し、アセアン市場向けの低価格モデルを導入し、広範な現地化戦略を展開した。
低価格モデルの導入は市場シェアの向上に大きく貢献し、品質で劣る中国車に対
抗する競争力を形成し、長期的にもASEANの二輪市場を拡大する効果があった。
 
キーワード:新興国市場、二輪車、ASEAN諸国、ホンダ、製品革新、
      低価格モデル
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< 多国籍企業研究会 >
種崎晃
「中国華南での電子材料のハイスペック製品の販売戦略
 ─OEM生産とロジスティクス」
pp. 807-824
 
 本稿では、海外での新規事業とロジスティクスの組合せ事例を対象とし、新規
事業とロジスティクス構築の進展するプロセスを解説する。まず、対象事例であ
る化学系素材メーカー、A社の取り組みについて説明をする。
 次に、中国における輸出の奨励を目的とした、華南を中心に多くみられる、進
料加工、来料加工といった二つの方式を前提にした委託加工貿易制度について
と、貿易貨物を中国国内に流通させるための保税区、物流園区といった貿易や商
取引と物流の制度を解説する。
最後にロジスティクスの視点から、調達、生産、そして配送 (デリバリー) 
トータルリードタイムに対して、進出先国でのこれらの諸制度が、生産と流通プ
ロセスで及ぼす影響が大きく、生産管理方法そのものを、市場のニーズに近づけ
るための努力が必要になることが見えてくることを考察する。
 
キーワード:ロジスティクス、OEM生産、進料加工、来料加工、物流園区、
      保税区、リードタイム
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< ものづくり紀行 第四十九回 >
大木清弘・新宅純二郎・朴英元・天野倫文
「ブラジルアマゾンのものづくり:工業都市マナウスの歴史と日本企業の課題」
pp. 825-848

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