『赤門マネジメント・レビュー』
Vol.11, No.8 発行!!
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『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.11, No.8が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
<研究会報告> <ものづくり紀行> は無料コンテンツです。
目次と要約は下記の通りです。
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< 査読つき研究ノート(有料) >
一小路武安
「組織における新技術評価・導入─日中アニメーション産業比較から」
pp. 503-520
本稿では、組織における新技術評価について、主に日中アニメーション産業の
「Flashアニメーション」への対応事例を通じて明らかにする。既存技術である手
描きアニメーションと比べて、新技術であるFlashアニメーションは労働節約的な
新技術と認識されている。しかし、日本に比べて労働コストが相対的に低い中国
のアニメーション制作企業の方が、Flashアニメーションを積極的に導入してい
る。その要因を明らかにするのが、本稿の目的である。結果として以下の点が明
らかになった。ひとつ目は、中国の企業は既存技術である手描きによる503-520ア
ニメーションの制作能力に関して日本に劣っていたが、Flashアニメーションでは
品質的な差が生じにくく、相対的に評価しやすいものであったということであ
る。二つ目は、労働コストに対する製品の買い取り価格が日本に比べて中国の方
が低く、労働節約的なFlashアニメーションを評価しやすいものであったというこ
とである。加えて、日本に比べて中国ではアニメーション市場が拡大傾向にあっ
たり、制作企業自身が制作費を負担して主導権を握っていたりするために、新技
術導入の決定をしやすい状況であることも明らかになった。
キーワード:日中比較、Flashアニメーション、アニメーション産業
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< 研究ノート(有料) >
浜松翔平, 岸本太一, 岸保行
「1980-2000年代における静岡県中遠・西遠地域製造業の変容実態 (4)
─中遠・西遠地域データ分析シリーズ まとめ・課題編」
pp. 521-536
中遠・西遠地域データ分析シリーズでは、規模と存続、資源の投入量と生産性、
輸出と製造拠点の国際化に焦点を当て、ここ20-30年の変容の実態把握を行った。
本論では、それらの結果の背後にある企業行動と今後の課題を提示する。シリー
ズ (1)〜(3) の結果を俯瞰することで発見した興味深い企業行動としては、例え
ば、海外拠点と国内拠点の補完関係の構築、逆境に適応するための様々な活動転
換の実施が挙げられる。
キーワード:静岡県中遠・西遠地域、データ分析、まとめ・課題
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< コンピュータ産業研究会 >
牧野司
「最新ICT動向
─東京大学グローバルクリエイティブリーダー育成プログラムの講義より」
pp. 537-548
ここ10数年間で、多くの技術、製品が登場し、世の中は急激に変化している。そ
のような中で、世界を変える可能性のある技術として、クラウドコンピューティ
ング、ソーシャルネットワーク、センサーネットワーク、モバイルデバイス、ス
マートテクノロジー、クラウドソーシング、ビッグデータなどが存在する。これ
からの社会では、これらの技術と連動した新たな社会制度やマネジメント方法が
求められていくであろう。
キーワード:クラウド、ソーシャルネットワーク、スマートテクノロジー
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< ものづくり紀行 第六十一回 >
徐寧教, 新宅純二郎, 朴英元, 李澤建
「トルコ自動車産業の現状と展望─トルコの日韓自動車企業から」
pp. 549-564
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