『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.12, No.6 発行!!
■AMRのツイッターアカウント http://twitter.com/akamonmr
予定通り、6月25日に
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.12, No.6が発行されました。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
<研究会報告> <ものづくり紀行>は無料コンテンツです。
目次と要約は下記の通りです。
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< 査読つき研究論文 実務家と研究者の連携プロジェクト >(有料)
安藤史江, 上野正樹
「両利きの経営を可能にする組織学習メカニズム
─焼津水産化学工業株式会社の事例から」
pp. 429-456
修正したCrossan, Lane, and White (1999) の4Iフレームワークに基づき、活用
と探索をともに実現する両利きの経営に関する事例分析を行ったところ、活用成
果を得るためには組織資源の十分な投入がなされる一方、探索については外部資
源の積極的な活用を促す限定的な資源配分に留まる傾向が見出せた。質問票調査
の結果もこれを支持した。
キーワード:探索、活用、両利きの経営、組織の資源配分、二重ループ
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< コンピュータ産業研究会 >
鎌田富久
「ものづくりITベンチャーの挑戦」
pp. 457-468
報告者は、学生時代に株式会社ACCESSを立ち上げ、28年間経営してきた。技術ベ
ンチャーにとって、ゼロからスタートする市場を見つけ、技術を継続的に進化さ
せ、顧客を取り込むようなビジネスモデルを構築することが求められる。このよ
うな経験を活かし、現在報告者は、SCHAFT社やH2L社などの技術ベンチャーの立
ち上げ支援をしている。
キーワード:技術ベンチャー、IT、ベンチャー支援、スタートアップ
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< ものづくり紀行 第八十二回 >
中川功一, 多田和美, 今川智美, 小林敏男
「手を取り合って─カンボジアにおける日系企業BOPビジネスの分析」
pp. 469-494
日系企業によるカンボジアBOPビジネスの分析から、BOPビジネスの成功要因を模
索した。フィールド調査からは、現地人材を積極活用すること、本国人員のトッ
プマネジメント能力の高さ、現地外部ネットワークの活用、本国親会社による社
会化コントロールが重要であることが明らかになった。総じて、先進国側とBOP
国側が互いに手を取り合って事業運営をすることの大切さが示唆された。
キーワード:カンボジア、BOPビジネス、リバース・イノベーション
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なお、既にご案内の通り
『赤門マネジメント・レビュー』がオープンアクセス化しました!!
発行から1年以上経った有料コンテンツに関しましては、無料でダウンロード
できるようになりました!!
具体的に言うと、1巻1号から11巻6号まではオープンアクセスです!
オープンアクセス化にともない、ダウンロードランキング [オープン版]
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もオープン。ますますのご利用をお待ちしております。
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