今週のABAS新刊
Takahashi, N. (2014).
Future parameter explains job satisfaction and turnover candidates
in Japanese companies
新生ABASは、隔週刊で論文をリリースしています。
「ABASの日本語サイト」からダウンロード可能です。
http://www.gbrc.jp/journal/abasjp/
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Takahashi, N. (2014).
Future parameter explains job satisfaction and turnover candidates in
Japanese companies.
Annals of Business Administrative Science, 13, 129-140.
doi: 10.7880/abas.13.129 (forthcoming).
Download (Available online February 16, 2014)
日本企業では、組織メンバーはTakahashi (1996a; 2012b) が言うところの未来
傾斜原理に則って行動しているのではないだろうか。そのことを直接的に検証す
るために、本稿では、組織に参加し続けるか、あるいは組織 を離れるか、とい
う参加の意思決定に焦点を当て、その要因を未来係数の観点から解明する。その
ために、未来係数の一種として Takahashi (1996a) が開発した「見通し指数」
を使って、職務満足も退出希望も、見通し指数によって、ほぼ説明可能であるこ
とを、1992年〜2000年に年1回ペースで行な われたJPC調査約9,000人分の調査
データで明らかにする。同時に、見通し指数が高くなるほど、現在の職務満足が
退出希望に影響しなくな ることも明らかになる。職務満足と退出希望の間の相
関関係は、実は未来係数の小さな世界で観察される現象だったのである。
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とりあえず論文の内容を日本語で紹介しますが、著者本人による公式の要約では
ないので、ご注意ください。正確に内容をお知りになりたい方は、ぜひ英語の論
文をダウンロードして、読まれることをお勧めします。なお、お気づきではない
かもしれませんが、英語版のサイトもあります。
http://www.gbrc.jp/journal/abas/index.html
ABASに掲載された論文の最終バージョンは、DOIを付与して2ヶ月に1号のペース
でまとめて、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の電子ジャーナル・サイト
J-STAGEに登載され、Google Scholarにもデータが提供されます。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/abas/
またABAS掲載論文は、学術雑誌論文を中心とした学術情報を検索して利用でき
る世界的なオンライン・データベースEBSCO host (有料)にも逐次収録されて、
全文ダウンロード可能です。
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