GBRCニュース   2014.11.24

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今週のABAS新刊
       Wada, T. (2015). Mottainai innovation.
 
新生ABASは、隔週刊で論文をリリースしています。
ABASの日本語サイト」からダウンロード可能です。
http://www.gbrc.jp/journal/abasjp/
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Wada, T. (2015).
Mottainai innovation.
Annals of Business Administrative Science, 14.
doi: 10.7880/abas.14.52(forthcoming).
Download (Available online November 23, 2014)
 
現在のビジネスで副産的に生じるが、利用方法の見つかっていない廃棄物を原材
料化できれば、原材料費がタダになるだけではなく、今まで支払ってきた廃棄コ
ストも削減できる。しかし、廃棄物すなわち「資源ではない」という認識は、組
織的な学習の結果であり、まずそれをアンラーニングする必要がある。また、廃
棄物の資源化のための開発活動は、Penrose (1995)が指摘するようなゴールが見
えた計画的なプロセスとはかけ離れたものであり、なんとしても資源化するとい
う大きなガイドラインのみ設定され、そのもとで短期的な成果が出なくても忍耐
強く試行錯誤する計画的創発開発プロセスと考えられる。本稿では、廃棄物を活
用する技術の開発、市場化に成功した事例として、焼津水産化学工業株式会社
(Yaizu Suisankagaku Industry: YSK)の「N-アセチルグルコサミン
(N-acetylglucosamine: NAG)」の開発プロセスを紹介する。YSKの事例において
は、(1) 物質の価値を最大限引き出そうとするmottainai精神が、アンラーニン
グのための大きな原動力になる、(2)短期的な成果が出なくてもあきらめず取り
組む、未来傾斜原理が、廃棄物の資源化を成功へと導いており、mottainai
innovationというべきものであった。
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とりあえず論文の内容を日本語で紹介しますが、著者本人による公式の要約では
ないので、ご注意ください。正確に内容をお知りになりたい方は、ぜひ英語の論
文をダウンロードして、読まれることをお勧めします。なお、お気づきではない
かもしれませんが、英語版のサイトもあります。
http://www.gbrc.jp/journal/abas/index.html
 
ABASに掲載された論文の最終バージョンは、DOIを付与して2ヶ月に1号のペース
でまとめて、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の電子ジャーナル・サイト
J-STAGEに登載され、Google Scholarにもデータが提供されます。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/abas/
 
またABAS掲載論文は、学術雑誌論文を中心とした学術情報を検索して利用でき
る世界的なオンライン・データベースEBSCO host (有料)ProQuest (有料)にも
逐次収録されて、全文ダウンロード可能です。

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