『赤門マネジメント・レビュー』Vol.20, No.3 発行!!
■AMRのツイッターアカウント http://twitter.com/akamonmr
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)は、第16巻からJ-STAGEに全面移行し、
偶数月25日発行のオープン・アクセスの隔月刊誌に生まれ変わりました。
昨年末からJ-STAGEも新画面インターフェースに切り替わっております。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/amr/-char/ja/
同時に、隔月刊化にともない、早期公開も始めました。
J-STAGEの「早期公開」(Advance Publication)は、巻・号・ページ等の書誌情報
が未確定の論文を公開できる機能です。早期公開版も本公開版も同じDOIが付与
され、同一の論文として扱われ、Google Scholarにもデータが提供されます。
早期公開された論文は2ヶ月に1号のペースでまとめて、巻・号・ページ等を
確定してからJ-STAGEで本公開されます。
ということで、6月25日に、
『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.20, No.3が発行されました。
バックナンバー検索が便利な
http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html
も、まだ生きています。
目次は下記の通りです。もちろん、無料コンテンツです。
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<査読つき研究ノート>
岩瀬 勝則
「マザー工場移転時における技能伝承活動:
堀場製作所における蒸着工程のケース」
2021 年 20 巻 3 号 p.43-68
https://doi.org/10.14955/amr.0200725a
本研究では、国内マザー工場移転の中での技能継承活動という堀場製作所でのケ
ースを取り上げる。注目したケースは、干渉フィルタ製造工程のひとつである蒸
着工程であり、装置の操作などに高度な熟練技能を必要とする特徴をもつ。この
工程では、技能伝承がなおざりにされがちな状況下で取り組んだOJTにより、技
能伝承の効率化を実現した。詳細なケース分析の結果、その要因は、1) 異なる
特徴を持つOJTの組合せ、2) マザー工場移転という緊迫した状況、そして
3) “積極性”を醸成する内省支援OJTの三つからなることが明らかになった。
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Nakano, K. (2021).
Support system that foster
human resources for university start-ups in Japan.
Annals of Business
Administrative Science, 20(3), 93-106.
https://doi.org/10.7880/abas.0210322a
(Available online Jone 15,
2021)
1990年代後半以降、日本では米国型の技術・資金・制度を原型にするcloning
Silicon Valley modelが導入され、技術移転、特許収入、ファンドの組成が大き
く注目されてきた。しかし、起業クラスターを形成してきた東京大学の場合は、
学部学生・大学院生を教育して、金融機関・大企業・中央官庁で働く卒業生のネ
ットワークを支援者のネットワークとすることで、技術の集積以上のエコシステ
ムを構築してきた。産学連携のエコシステムの形成には、こうした自らは起業し
なくても、起業を理解し、広く社会で活躍する人材の教育・育成こそが重要であ
る。
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ABASは、J-STAGEの「早期公開」(Advance Publication)機能を使っております。
各コンテンツには、早期公開の段階で、すでにDOIが付与されていて、CrossRef
でダウンロードできます。たとえばDOIが10.7880/abas.0150805a の論文は、
https://doi.org/10.7880/abas.0150805a
と入力すると、論文がダウンロードできます。
上記の論文は、いずれも既に早期公開版を公開しておりますが、早期公開した論
文はこうして2ヶ月に1号のペースでまとめて、巻・号・ページ等を確定してか
らJ-STAGEで本公開されます。早期公開版は、今回の本公開版と同じDOIが付与
され、同一の論文として扱われ、Google Scholarにもデータが提供されます。
さらに、本公開版は、学術論文を中心とした学術情報を検索して利用できる世界
的なオンライン・データベースEBSCO host (有料)、ProQuest (有料)にも逐次
収録されて、全文ダウンロードが可能となります。
ABASは、「引用されるジャーナル」を目指して鋭意努めてまいりますので、今後
とも是非ご投稿先としてABASをお考えいただければ幸甚です。
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